接着剤で接着しにくいが耐候性に優れた素材と言われるシリコーンゴム製のネックシール、リストシールが販売されていることがわかった。接着剤で接着しにくいと言われていても、接着可能とする接着剤は販売されているようです。
SI TECH Neck Tite のテストでは貴重な人柱さんのおかげで身銭を切らずに済みました。なので いくつかの接着剤を購入して接着強度の確認することにします。でも接着強度の確認と行っても機械で引っ張っることはしませんよ。手で引っ張ってみていい感じとかそんな感じ。
まず接着剤。東急ハンズ新宿店で探したところ、
セメダイン スーパーX
ボンド ウルトラ多用途SU
ボンド MOS8
スコッチ® 超強力接着剤 プレミアゴールド [スーパー多用途]
ウルトラ多用途SU プレミアム ソフト
の5つが見つかりました。
うち、
スコッチ® 超強力接着剤 プレミアゴールド [スーパー多用途] 透明
ウルトラ多用途SU プレミアム ソフト 色調:クリヤー
この下2つはポリエチレンやポリプロピレンまで接着します。ポリエチレンで養生する関係でこの2つの接着剤は一旦評価対象から除外することにします。残り3つで試してダメなら評価する感じで。
で東急ハンズ新宿店で購入。
セメダイン スーパーXクリア | 20ml | 483円 |
ボンド ウルトラ多用途SU 色調:クリヤー | 10ml | 385円 |
ボンド MOS8 | 15g | 714円 |
合計 1,582円。
で、ここに先日購入したウレタン系接着剤 セメダインのUT110 を加えた4種類。UT110 はシリコーンゴムは接着できないとしていますが、接着できない接着剤の接着強度がどんなもんなのか確認のため。
ちなみに、UT110とウルトラ多用途SUがウレタン系、スーパーXとMOS8はシリコーン系です。
接着対象は破いちゃったシリコンネックシールと先日のネックシール交換で切断したドライスーツの歯切れと、ついでにラテックスネックシールへの接着強度も確認するために交換前にドライスーツについていたラテックスネックシールと歯切れの合計8種類。
ネックシールは接着面にやすりがけをします。
接着方法はそれぞれの接着剤の説明書に従い、そして24時間以上静置します。
で、結果
シリコーンゴム | ラテックスゴム | |
UT110 | 引っ張るとくっついていたのが気持ちよく苦労なくはがれる。めくれていく感じではがれる。 | 強く引っ張るとゆっくりはがれる。接着されていた感じは十分ありますがはがれる。 |
ウルトラ多用途SU | UT110 と比べるとまだいいけど、気持ちよくはがれます。苦労せずに。 | UT110 の方がはがすのに苦労しました。 |
スーパーX | はがれるけど接着されてる感じは多少はある。 | でも ラテックスはがれた… |
MOS8 | 接着されてる….のかな。ぺりぺりはがせますけど、他と比べると接着されてます。 | でもやっぱりラテックスはがれた… |
シリコーンシールだけでなくラテックスシール含めて全滅…なんかテスト方法が悪い気がしてきた。てきと~すぎ?剥がすとき端引っ張って捲るように剥がしたテストが…
ってことで気を取り直して…『金属 – シール – 金属』と両面から挟み込んで接着して剥がしてみます。接着面は当然やすりがけ。今回はシリコーンシールだけ。
で結果
シリコーンゴム | |
UT110 | 苦労なくはがれる。接着剤はシリコーンゴム面には残らない。 |
ウルトラ多用途SU | UT110 と比べると多少苦労するけど剥がれる。接着剤はシリコーンゴム面には残らない。 |
スーパーX | 苦労して剥がしました。接着剤はシリコーンゴム面に残っています。 |
MOS8 | まだ剥がせていません。 |
と、シリコーン系接着剤の方が優秀。元々、登山靴でポリウレタンの加水分解によりソールが剥がれることがあると聞いていたのでウレタン系は使うことに心配だったんですが、シリコーン系の方が優秀ならウレタン系は使わないで済みます。また、MOS8 は接着剤が白色なのが気になるところ。とりあえずスーパーX使おうかなって感じです。
さてネックシールのお買い物ですね!