またフィッティング、しかもやっぱりフットブレイス。でも足の乗る場所じゃなくて先っぽの話。
さきっぽには、艇を中古で譲って貰っていただいたときに使っていたフォームをそのまま使用していました。
貼り合わせてあるし、接着剤はいっぱいついてるし、美しくないでしょ?ということで作り直し。(って、本当は端の部分にまで綺麗にフォーム材が入ってないことに不満があるっていうのも理由なんだけどね。)
(写真の中央の黒い丸いのはフォームを置くためにつかったカメラのレンズのキャップ)
しかし、カヤックの先端に入るように綺麗にフォーム材を削り出すのってとっても難しそう、なんかいい方法ないかなぁといろいろ考えました。結局、内側の型をとるしかないとの結論に達しました。
となると次になにで型を取るかですが、一般的な方法だとシリコーン樹脂を使用しますがこれだと結構コストがかかります。アルギン酸系の型取り材もコスト的に….ゼリーは?温度に不安!なら寒天は?自重で歪むだろ!こんにゃくは?….同じ!紙粘土は?あれ、いけそう!
カヤック内側に直接紙粘土を込めるのは….離型剤を使用したとしても、砂などで細かい傷がついているので綺麗にとれないかなと思い、薄手のポリ袋を内側に入れて紙粘土を込めればいいなぁと考えた。
紙粘土の入手は庶民の味方ダイソーにお世話になることに。探すとこんなのが!
これ、緑色で260cm3なんですけど、白だと290cm3と1割以上お得なのでそちらを使用。途中で足りなくなって買いに行ったら白がなくて色つきを購入しましたけど。
でカヤックの先っぽにポリ袋をいれてその中に紙粘土を押し込みました….630円分。
で取り出してしばし乾燥!
乾燥したらこんな感じ。
ヒモは先端に込めたときに取り出せなくなるといやだからと埋めました。
で乾燥したら、断面の形状の定規になるようにまた紙粘土で
こんなの作って、やっぱりダイソーで買ったプラ板におしつけて
こんな定規を作ってみたりして….
でフォーム材を削りました。
結構いい感じ。
2カ所のへこみはマジックテープで固定するためのもの。
と実際に型まで起こして作ってみて….元々ついていたのが30点、今回作ったのが60点というのが正直な感想。
今回作ってみて思ったのは型をもとに作ったとはいえ、カヤックの中でどこがあたっているとかどこが足りないとか実際のところよくわからない。
もし次回、コストを無視して本気でつくるとなると内側の雄型をシリコーン樹脂で作って、雌型も透明な樹脂で作成して、雄型を見本に作成しつつ雌型の中であたっている部分をけずって完成するということをしたいなぁと思った。
まぁ、本当にそこまでやるとすると人のを含めていくつも作ることが前提になるけど。まぁそんなことないし。
追記….最初の型、石膏でよかったんじゃね?なんて思い始めた。価格とか比重とか調べてたら樹脂石膏なんてものの存在も見つけた。また作りたくなってきた….